

実家のトイレ詰まりが無事解消しました!まずはその報告から。
その前に、実家敷地内の下水管マンホールの分布状況をまず説明しておきます。それが分からなければ話が前へ進みませんから。
下水管には雨水管と汚水管の2種類があります。雨水管には雨水が流れます。それに対して、トイレなどの生活排水が流れるのが汚水管です。
雨水管のマンホールは各所に1個だけしかありませんが、汚水管の方はトイレ以外は全て大小2個対になっています。(右写真の大小対になっている方が汚水管)
対の間が地下でUトラップ(U字坑)になっていて、そこに一時的に汚水を溜める事で、悪臭や害虫が這い登って来るのを防いでいるのです。そんな大事なUトラップですが、反面、異物が詰まる原因にもなります。
その中で唯一、トイレの汚水管だけは大小対になっていませんが、それはトイレのUトラップだけは、マンホールの下ではなく、屋内の地下にあるからです。以上の汚水管分布状況を前提に話を進めます。
9月3日午前9時に工務店の方が来られて、工事の手順を改めて説明されました。「予め言っていた様に、トイレ詰まりを除去するだけでなく、汚水管の洗浄も徹底してやる。トイレ詰まり物質だけを取り除いても、他の箇所が詰まっていたら同じ事だから」と。
まず屋内のキッチン、トイレ、洗面、浴室の汚水管洗浄から開始しました。配管の壁に汚れや油脂はそんなにこびり着いてはいませんでしたが、施工上の不備を指摘されました。
それは、配管が真っ直ぐ下に降りずに、中で不自然に折れ曲がっている事です。その典型がDKシンクや洗面下の汚水管です。


工務店いわく、「水漏れの修理を業者に依頼した形跡がある。その修理が杜撰で、配管を真っ直ぐ下に通さず、無理に曲げたり、テープ止めだけの応急工事で済ませてしまっている。
今はどうにか水漏れしない状態が維持出来ているが、この調子ではいつ水漏れしてもおかしくはない」と。
でも、今から配管までやり変えるとなると、到底、今の予算や時間では収まらないので、取り敢えず配管洗浄だけ行いました。
屋内の汚水管洗浄が終わり、いよいよ外のマンホール下の洗浄に取り掛かります。
マンホールの蓋を全て開け、敷地内の奥から道路側の方に、DK横、トイレ横、洗面横、浴室横、前庭と、ノズルを突っ込み、汚水管を高圧洗浄していきます。
さて、ここからようやく本題のトイレ詰まり除去の話になります。トイレ詰まりの原因は次の2つでした。
一つは異物混入。トイレの配管の中に、何と工事用のパテと思しき粘土状の異物が詰まっていました。

Uトラップの小のマンホールからノズルを突っ込み、大のマンホールに水流を流すと、パテのカケラが数個流れた後、デカい塊が2個捕捉されました。(上の写真の白いゴム状の塊2個)
これはどう見ても最近のパテです。パテに汚れがほとんど付いていません。そして、素人がパテをトイレに詰まらせるような事もまずあり得ないので、工務店の話によると「おそらくトイレ修理業者の仕業ではないか。
一番怪しいのは、最初6月にトイレ詰まり除去に来た水回りレスキュー業者の担当者ではないか。
2回目の8月に来た同じレスキュー業者の担当者は、トイレ詰まり除去しかやっていないので、パテを落とすような事はないだろう。
しかし、最初に来た担当者は、トイレ詰まり除去だけでなく、レバーやパッキンなどの部品交換も行なっている。その時にパテを落とした可能性がある」と。
でも、実際にそのパテを落とした瞬間を目撃した訳ではないので、断定は出来ません。これはあくまで推測です。今となってはもう証明は不可能です。
トイレ詰まり2つ目の原因は、配管自体の施工不良です。
トイレのマンホールから撮影した水流の動画をご覧下さい。トイレの水を流したら、最初にある程度流れ、一旦水流が止まった後、また同じ位の量だけ流れて来ているでしょう。
何故こんな2段階に分かれて流れて来るのか?それは、流れの一部が、2階トイレからの汚水管の方に逆流し、壁にぶち当たった後、再びトイレのマンホールの方に流れて来たからです。(2階トイレは1階浴室の上あたりにあります→前記マンホール分布図参照)
一度に流せば洗い流せる異物も、分流で流れが弱められた為に、流れずに詰まってしまうのです。
だから、本当は2階のトイレも、1階のトイレと同じ様な頻度で、使用して水を流さなくてはならなかったのです。
ところが、2階のトイレは、造った切りでその後誰も使わず。使うはずだった祖父母が、実家に戻る間もなく、相次いで亡くなってしまったから。
その後、何十年も経ってから、久しぶりに使ってみたら、水が流れず大騒ぎ。結局、2階のトイレは使用禁止に。


こんな物、今さらどうしようもないでしょう。毎日少しずつでも、ペットボトルで水を流し続けて、水の重みで、Uトラップに溜まったゴミを少しずつ取り除くしかありません。
洗浄レバーで一気に水を流しても、途中で詰まり、便器の外側に溢れてしまうだけなので。
汚水管の洗浄後に、懸案だった汚水枡の開閉に挑戦しました。敷地内の汚水は最終的に、この汚水枡に集まります。そこから道路の下水管に排出されます。
この汚水枡は、今までのマンホールよりも大きな開閉口になっています。配管洗浄だけでなく、内視鏡も突っ込めるようにする為です。配管内部の点検に無くてはならない設備です。
ところが、長年開閉していなかった為に、開閉口の蓋がこびり着いて、ちょっとやそっとでは開かなくなっていました。仮にも開いても、今度は閉じなくなるおそれがある。
工務店のプロの業者ですら、一つの汚水枡を開けるのに15分以上かかっていました。
工務店いわく、「汚水枡の蓋を開ける道具や、止水栓を回す道具も、コーナンで売っているので、それを買って来て、自分でもたまには開閉しなければならない」と仰ってはいましたが。
プロでも開閉に15分以上かかるのに、素人が変にいらわない方が良いのではないかと。ついつい易きに流れてしまいます。


それでも、工務店さんのアドバイスには参考になる物も多かったので、それについては今日から早速始めました。
例えば部屋の空気の入れ替えなどです。今までは、エアコンの冷気が逃げる、防犯上不安だ等の理由で、実家の窓はほとんど全て閉め切っていました。
でも、今の杜撰な施工状態では、マンホールの下から異臭がどんどん這い登って来る。その中には有害な硫化水素も含まれている。
それを聞いてからは、休日の在宅時には必ず窓を開けるようにしました。窓の外にはサッシの柵もあるので、日中なら別に窓だけ開けていても大丈夫でしょう。
何はともあれ、トイレ詰まりの原因が分かり、詰まらせていた物も無事取り除けたので良かったです。